ふるさと弥栄どぶろく特区~中国地方初の構想 山里の味アピールへ~
2005年12月2日(金)
政府の構造改革特区の第九回認定状況が発表され、浜田市の旧弥栄村が申請した「ふるさと弥栄どぶろく特区」が二十五日までに認定された。農家民宿や農家レストランが訪問客に自家製の酒を振る舞う構想で、中国地方で初の試み。どぶろくを柱に、農村の豊かな自然や食文化をアピールし、新たな地域おこしにつなげていく。
同特区では、酒税法で定められた年間六キロリットルの最低製造基準が撤廃され、少量でも洒の製造免許が取得できるのが特徴。
旧弥栄村は過疎化や農業の低迷が続く中、農村の魅力を生かした活性化策として同特区に着限。職員が検討チームを組織し、先進地の岩手県遠野市を視察するなど準備を重ねてきた。
今回の認定を受けて、農家レストラン一軒が近く、酒造免許を申請する予定。酒造りの技術研修を経て、来春にはどぶろくの醸造、観光客への提供をスタート。イノシシや山菜などの郷土料理と、自家栽培米の酒を組み合わせ、山里の味を堪能してもらう。
軌道に乗れば、どぶろくの提供施設や開業農家を増やし、二〇一〇年には入り込み客を五割増(〇四年度比)の三万人と見込んでいる。浜田市弥栄支所の賀戸重幸産業課長は「手づくりの洒、食材でのもてなしを広げ、交流人口の拡大につなげたい」と話している。
-平成17年11月26日(土)山陰中央新報転載記事-
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