しまね酒肴散歩4 「やまたのおろち」
-平成20年6月24日(火)山陰中央新報転載記事-
李白酒造有限会社
李白酒造有限会社
銘酒「李白」は松江が生んだ内閣総理大臣、故若槻礼次郎氏が命名した。
高校生のころ自転車通学した道沿いにある酒蔵は、いつ見ても懐かしい。
5代目の取締役田中裕一郎さんは東京農大出身の28歳。ハキハキとした話しぶりが印象的な、いわゆる男前だ。
学生時代から酵母の魅力にはまり、この蔵の普通酒にも、東京農大短期大学部の酒類学研究所がベゴニアの花から発見した「清酒酵母」を導入した。
いち早く海外市場に目を向け、米国、香港向けなどの売り上げも伸ばしている。
李白だからこそできること、しなくてはいけないことは何か。
「毎年課題が見つかる。だから、まだまだ良い酒になる要素がある」という裕一郎さん。
どの銘柄も酒造好適米以外は一切使用しない。
味があり、旨味(うまみ)があってキレの良い酒、食中酒として食事をおいしくさせる酒を目指す。
特別純米「やまたのおろち」は、冷やで飲むとスッキリ、燗(かん)にすればコッテリ感が楽しめる。
純米酒らしい純米酒である。
酒匠・日本酒学講師、三谷尊文=松江市東本町
-平成20年6月24日(火)山陰中央新報転載記事-
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