しまね酒肴散歩5 「月山」純米吟醸

-平成20年7月1日(火)山陰中央新報転載記事-
吉田酒造株式会社
しまね酒肴散歩5 「月山」純米吟醸

吉田酒造は、戦国時代の武将尼子氏が居城した月山富田城を望む城下町にある。

全国新酒鑑評会で金賞受賞の常連となった「月山」の酒名は、この城山にちなんで命名された。

約180年の歴史を持つ酒蔵の次代を担う吉田智則さんは32歳。

5年前に帰郷し、2年前から仕込みに加わっている。

ユーモアたっぷりの人柄で、話をうかがっている間、ずっと笑わされっぱなしだった。

人を楽しませようとする精神が、妥協のない酒造りにつながっているのかもしれない。

酒と食べ物との相性の話になると、さらに熱がこもる。

日本酒は単体で飲むものではなく、間違いなく横には料理がある。

「日本酒はその土地の食文化と切り離せない」という。

月山純米吟醸は、きれいな酸味が印象的。

口の中でさわやかに広がり、すっと切れる感じ。

飲みやすさ、うまさが同居している。


酒匠・日本酒学講師、三谷尊文=松江市東本町

-平成20年7月1日(火)山陰中央新報転載記事-

00528