しまね酒肴散歩7 特別純米「七冠馬」
-平成20年7月15日(火)山陰中央新報転載記事-
簸上清酒合名会社
簸上清酒合名会社
奥出雲町横田の川沿いにある酒蔵は、「泡無酵母」発祥の地として知られる。
田村明男社長は中学生の時に先代の父親を亡くし、13年前には番頭さんも急逝するなか、名門「簸上」を守り、島根の酒造業界をリードしてきた。
昔は下流の木次が鮮魚運搬の限界で、焼いたり塩漬けにした保存食が主流。
このため味の濃い料理にも対応でき、地元の風土に根差した野太い味わいの酒が育った。
今後も「きれいすぎる酒ではなく“うまい酒”を造りたい」といい、酸味のバランスも大切にする。
また奥出雲産のシモン芋の焼酎、近隣の三刀屋産の梅を使って純米酒で漬けた梅酒など、地元産品との連携も図っている。
シンボリ牧場と縁があり、新ブランド「七冠馬」には王者シンボリルドルフ号の鮮烈なイメージを重ねた。
特別純米は味わい豊かで、飽きのこない飲み口が特徴だ。
酒匠・日本酒学講師、三谷尊文=松江市東本町
-平成20年7月15日(火)山陰中央新報転載記事-
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