しまね酒肴散歩9 「銘酒仁多米 純米酒(改良八反流)」
-平成20年7月29日(火)山陰中央新報転載記事-
奥出雲酒造株式会社
奥出雲酒造株式会社
JR木次線・亀嵩駅のそばに、道の駅「酒蔵奥出雲交流館」がある。
ここが2004(平成16)年12月創業の奥出雲酒造。
スタッフの接客が心地よく、機会があればぜひ立ち寄ってみたい所だ。
もっとも05年には2メートルの積雪があったというから、冬に訪問するなら相応の覚悟がいる。
しかし、奥出雲の「冬、寒い」環境は、酒造りにとても適している。
杜氏(とうじ)の森井康隆さんは、今年40歳になる若手で酒造3季目だという。
最近の酒造業界では、この世代の活躍が目立つ。
新しい蔵だけに作業効率のよい配置で、一つ一つの機器も最新のものが並ぶ。
森井杜氏は「飲んでくれた人が、おいしいと言ってくれるのが一番の喜び。もっともっと腕を磨きたい」と率直に語る。
今回紹介する「銘酒仁多米純米酒」は酒米が改良八反流。
使用する米はすべて奥出雲産つまり仁多米で、酒造りは栽培する水田の視察から始まり、今や全国ブランドになった米生産農家の誇らしい顔が見える。
味わいはスッキリとしており、香りも山菜やササの葉を思わせるさわやかで穏やかな印象。
普通の日本酒ファンが肩ひじ張らずに飲める酒だろう。
酒匠・日本酒学講師、三谷尊文=松江市東本町
-平成20年7月29日(火)山陰中央新報転載記事-
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