しまね酒肴散歩11 「純米吟醸 雨田笥」
-平成20年8月12日(火)山陰中央新報転載記事-
株式会社酒持田本店
株式会社酒持田本店
出雲市平田町の木綿街道には白壁の土蔵や町家が立ち並び、歩くだけでノスタルジックな気分に浸ることができる。
酒持田本店は、この通りの中ほどにある。
名杜氏(とうじ)・加藤功さん(64)が醸す「ヤマサン正宗」は、バランスの良い、飲み飽きない酒だ。
酒造に携わるのは加藤杜氏を筆頭に5人。
若い女性蔵人(くろうど)もいる。
持田祐輔専務(32)は、ベテラン杜氏の技術をどこまで継承できるかが今後の鍵と話し、「酒造りで一番大切なのは人。若くても情熱のある人は、ぜひ飛び込んできてほしい」という。
ヤマサン正宗ファンが集う酒蔵には、「日本酒造りを楽しむ会」が生まれ、田植えや稲刈り、仕込みの手伝いまで行っている。
会員は現在約40人で、女性も多い。
今回紹介する酒は、同会会員らが参加して誕生した「雨田笥(うたげ)」。
吟醸香を感じながらスッキリと飲め、青色の瓶も涼しさを感じさせる。
しっかりとした味わいがあり、この時季ならサザエやカメノテなど、貝類を肴(さかな)に飲んでみたい。
酒匠・日本酒学講師、三谷尊文=松江市東本町
-平成20年8月12日(火)山陰中央新報転載記事-
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