しまね酒肴散歩17 「純米酒 志都の岩屋 」
-山陰中央新報転載記事-
玉櫻酒造有限会社
玉櫻酒造有限会社
中国山地の山深い町内には、清流を好むオオサンショウウオが数千匹もいるという。
玉桜酒造は冷涼な気候、水に恵まれた昔ながらの土倉蔵。
いつ訪れても明るい家庭的な蔵で、手作業に徹して伝統を守ってきた。
後継者はバスケットボールで心身を鍛えた兄弟。
情熱家の兄の桜尾尚平さん(28)が今年から酒造りを仕切り、弟の圭司さん(22)も参加する。
新時代の地酒「玉桜」に期待が膨らむ。
この蔵でよく飲ませてもらう仕込水は実においしい。
地下50メートルからくみ上げ、白い容器に20センチほど水を張ると、何と「水色」に見える。
感動ものだ。
「純米酒 志都の岩屋」は、万葉集に歌われた奇岩巨岩が連なる名勝の名を冠した。
島根の名水100選の「薬清水」がわき出る風土への誇りがこもる。
ずっとストレスなく飲めるので、秋の夜長に季節料理と一緒にゆっくり楽しんでほしい。
酒匠・日本酒学講師、三谷尊文=松江市東本町
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