しまね酒肴散歩18 純米吟醸「銀山街道 」
-山陰中央新報転載記事-
赤名酒造
赤名酒造
標高630メートルの赤名峠は、古くから陰陽交通のかなめで、石見銀山の全盛期には銀を搬出するルートだった。
国道54号線から東に入った古い街並みは当時、「赤名宿」として栄えたという。
「そこの家も、そこの家の場所も昔は宿だった」。
赤名酒造の製造部長を務める仁井康富さんは、豪快に笑いながら町の今昔を話してくれた。
高校を卒業してすぐ酒蔵に入り、この道50年になるベテラン。
仁井さんは「地(地元)の人が、地の米で、地の水で、大切に造る酒を伝承していきたい」と話す。
今回紹介する純米吟醸「銀山街道」は発売されて間もないが、その言葉通りの新しい銘酒と言っていいだろう。
町内で作られた県のブランド酒米・佐香錦と中国山地のわき水を使い、フルーティーな味わいが楽しめる。
香りと味がしっかり感じられ、すっと入ってくる気持ちよさが印象的だ。
酒匠・日本酒学講師、三谷尊文=松江市東本町
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