日本酒ベース人気 梅酒造り

-平成20年11月27日(木)山陰中央新報新聞転載記事-
日本酒ベース人気 梅酒造り
 焼酎の代わりに日本酒で梅を漬け込んで造る「日本酒ベースの梅酒」が人気を集めている。

アルコール度数は10度前後と低く、日本酒特有のまろやかさが特長。

2006年5月の酒税法改正をきっかけに、県内で梅酒造りを始める蔵元が少しずつ広がっている。

松江市東本町の米田酒造は同年10月から「雲州梅酒」(500ミリリットル、1260円)を販売している。

 雲南市三刀屋町産の青梅を使用。

えぐみが出ないよう手作業で実のへたを取り除き、エキスを抽出しやすくするため、浸透圧の作用を利用してたるに梅と氷砂糖を何層にも重ねるなど工夫し、本醸造酒「豊の秋」でじっくりと漬け込む。

 甘さ控えめでほどよい酸味があり、ソーダやお湯で割っても楽しめる。

年間4000~5000本と売れ行きは安定しており、米田則雄社長(60)は「飲みやすさが女性に人気」と話す。

 邑南町原村の玉櫻酒造は、日本酒の売り上げが落ちる夏場の対策として、アルコール度数約20度のロック専用梅酒「おとなの濃厚辛口梅酒」(720ミリリットル2600円)を今年から製造。

もろみにアルコールを添加して造る日本酒ベースのリキュールで川本町産の梅を漬け込む。

飲む際に最後まで薄くならずに濃厚な味を楽しめるという。

 松江税務署の酒類担当者によると、これまで梅酒などのリキュールは、製造免許を取得するために、年間見込み製造量6キロリットルが必要だったが、06年5月に酒税法が改正。

清酒の製造免許者が清酒を原料にリキュールを製造する場合、基準を適用しないようになった。

県内では改正以降に始めた2蔵を含め、現在は吉田酒造(安来市)と簸上清酒(奥出雲町)、一宮酒造(大田市)の5蔵が梅酒を造っている。

 県酒造組合は「日本酒のよさを理解してもらうため、梅酒が興味を持つ足がかりになれば」と期待している。




-平成20年11月27日(木)山陰中央新報新聞転載記事-



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