しまね酒肴散歩25 純米酒「津和野こだわりの酒」
-山陰中央新報転載記事-
財間酒場
財間酒場
寛政3(1791)年創業の財間酒場は中心街から南に約2キロ。
森鴎外や西周の旧宅、亀井温故館に近い、小高い丘の上にある。
1階は太い梁(はり)と柱の重厚な造りで、吹き抜けの2階以上がたとえ火災になっても、1階の重要部分に大きな被害が及ばない工夫がされている。
古くは、精米から酒しぼりまで一連の工程はすべて人力。
厳冬と清水が命だが、この水を求めて各所を試堀し現在地を探し当てたという。
歯に衣着せない語り口の財間章社長、息子の悠(ゆたか)さんの親子は、今も水と米、手作りに徹して、縁起の良い「高砂」、文豪にちなむ「鴎外」のブランドを守り続けている。
紹介するお酒は純米酒「津和野こだわりの酒」。
名前の通り、地元産の酒米・佐香錦を使用し、津和野こだわった酒である。
米本来のふくよかな香り、しっかりとした旨みが印象的だ。
酒匠・日本酒学講師、三谷尊文=松江市東本町
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