しまね酒肴散歩34 羅浮仙 新酒しぼりたて

-山陰中央新報転載記事-
木村酒造有限会社
しまね酒肴散歩34 羅浮仙 新酒しぼりたて

 酒蔵の創業は1909(明治42)年。石見銀山遺跡の南西、約12キロの山間の町にあり、急峻で男性的な大江高山(標高808メートル)の伏流水を使い、銘酒「羅浮仙」を醸してきた。 昔は国道9号だった通りには、大きな家並みが残り、活気のある一帯だったらしい。

「でも今は祭りがどんどん無くなり、人の心にゆとりがなくなってしまったのでは」と5代目の木村幸司社長。

 羅浮仙は明治年間、中国・隋の酒宴伝説に現れる梅の精から名付けた。「なごむ酒、ほがらかに飲める酒でありたい」という。

 以前は、蔵人も家族同様に生活しながら酒を仕込んだ。皆の和と息の合った仕事。木村社長は「家族的なぬくもりが、酒にそのまま出る」と語る。

 「羅浮仙新酒しぼりたて」は限定品でアルコール度19度の原酒だが、棘のないまろやかな味わいが特徴。どこまでも優しく、飲みやすい。

 

酒匠・日本酒学講師、三谷尊文=松江市東本町

木村酒造有限会社

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