個性ある商品開発進める
2009年12月21日
若林酒造 若林邦宏さん
1869(明治2)年の創業以来、地元産酒米による酒造りにこだわり、
「開春」ブランドで島根県内外の日本酒愛好家に親しまれている
大田市温泉津町の若林酒造。
5代目社長の若林邦宏さん(50)は「今の日本酒の質は大変向上しているし、
値段も安くなっている。ぜひ飲んでみてほしい」と話す。
約15年前から続く消費者の日本酒離れで業界に厳しい状況は続くが、
県外への販路拡大に加え、「付加価値をどう付けるかが大切」と、超辛口銘柄や
明治時代末期まで主流だった生酛(きもと)造りで醸造する銘柄など個性ある商品開発を進める。
また、酒米づくり団体「酒仙蔵人・五郎之会」を立ち上げての地元活性化活動も12年目を迎え、
毎年広島などから会員約120人が田植えや収穫に参加し、地元の交流人口拡大につながっている。
最近は市指定有形民俗文化財「ヨズクハデ」で天日干しした酒米での純米酒
「開春 西田」の醸造も展開する。
今後はさらなる質向上に加え、11月から3月の冬季に集中する酒造りを、作業開始を10月後半から
始めることで作業期間を拡大し、杜氏らも週末休める体制など「ゆとりのある酒造りを進めたい」
と長いスパンでの酒造りを語る。
-2009.11.10 山陰経済ウイークリー転載記事-



