冬虫夏草酒浸透させたい

2009年12月21日
金彩津和野 古橋貴正さん

 漢方薬として珍重されるキノコ・冬虫夏草と日本酒を組み合わせたリキュールを、

島根県津和野町内の4酒造会社による合同会社「金彩(きんさい)津和野」が開発、

1日に町内で試飲会を開いた。「飲みやすい」と来場者からは好評だったが、

同社の古橋貴正代表社員(43)=同町後田=は

「まだ試行錯誤の段階。今後もベストの味を目指して研究していく」

と表情を引き締める。

 同社は、冬虫夏草の人工培養技術特許を持つ津和野町が、昨年11月に

国の冬虫夏草酒製造特区に認定されたことを受けて1月に設立。

7月に仕込み作業を行った。「当初は完成まで2ヵ月くらいと予想していたが、原酒に漬け込んだ

冬虫夏草のエキスをうまく引き出す方法を模索して3ヵ月かかってしまった」と苦労を語る。

 元代表社員で現津和野町長の下森博之氏(44)=同町佐鐙=が10月の町長選に出馬したのを

受け、同月19日から金彩津和野は代表社員3人体制に。

今後は15日をめどに720ミリリットル入り4000円、180ミリリットル入り1500円での発売を目指す。

「将来的には都会地にもアピールしたいが、まずは地元で浸透させたい」

-2009.12.8 山陰経済ウイークリー転載記事-

冬虫夏草酒浸透させたい