平田で「出雲杜氏新酒まつり」
出雲杜氏たちが丹精込めて仕込んだ今春の新酒を、杜氏と語らいながら味わう催しが4日、
出雲市平田町の割烹温泉ゆらりバイキングレストランであった。
「出雲杜氏・新酒まつり」と名付けられたこの日の催しは、平田出身の杜氏らで組織する
平田地区酒造研究会が主催。
県酒造組合、JAいずも、平田商工会議所、市内各蔵元などの共催で行われ、
一般市民40人を含む150人が出席して盛大に催された。
会場には、この日行われた鑑評会へ出品するため杜氏たちが精魂込めて特別に仕込んだ
大吟醸が蔵元ごとにテーブルに並べられ、参加者らはブリや甘鯛などのお造りや、
スズキの奉書焼きなど、日本海、宍道湖の幸や、出雲の食材を使った料理10品を味わい、
市販されていない極上の新酒を口に含み、その吟醸の香りや芳醇な味わいを楽しみながら
会話を弾ませていた。
この日、乾杯の音頭を発声した酒づくりの神を祭る同市小境町佐香神社の常松秀紀宮司(69)
は「今年の酒はまろやかで誰でも飲めるようなおいしい酒に仕上がっています。
杜氏や蔵人たちの苦労がしのばれます。今日のこの催しはいいですね。
今度は例祭の日、神社の境内でも催したいですね」と話した。
また、参加した女性の一人は
「今までにない味、スッキリとした味わいで料理によく合います。
日本酒があることで料理も楽しめます。これからも日本酒を味わっていきたいですね」
と日本酒への思いを語った。
平田で4年ぶりとなるこの催しは、日本酒文化を広めようと、乾杯に県内産の日本酒の利用を
呼び掛ける「日本酒で乾杯!」推進キャンペーンとして取り組んでいるもので、
杜氏の後継者対策をはじめ、日本酒製造技術と日本酒文化の伝承や出雲ブランド化などを
目的として開かれた。
-平成22年3月6日(土)島根日日新聞転載記事-



