今年は芳醇な仕上がりに 平田地区で鑑評会
2010年3月12日
平田地区で鑑評会
平田出身の杜氏で組織する平田地区酒造研究会(松本隆会長)による
「きき酒研究会(鑑評会)」が4日、出雲市平田町の平田スポーツ公園セントラルハウスであり、
9つの蔵元から49点の新酒が出品され、島根県産業技術センター職員ら3人の審査員による
審査に続いて会員らによるきき酒が行われた。
同研究会は、会員の蔵元から持ち込まれた新酒を専門家が鑑評会し、
その講評を受けるとともに、会員相互できき酒することで、酒造技術の研さんを積むため、
新酒が出来るこの時期に毎年開かれており、今年で49回目。
審査した同技術センター研究開発グループ土佐典照科長は「審査に出品する大吟醸は香りと
味わいが品質の大きなポイントになるが、昨年は天候不順で溶けやすい酒米となったため、
米の成分が溶けて芳醇な味になったと考えられます。そのため今年の酒は香りもふくよかで、
うまい酒に仕上がっている」と講評した。
出雲市杯を受賞した仁多郡奥出雲町の簸上清酒(名)の杜氏松本年正さん(62)は
「今年の兵庫県産の酒米、山田錦は蒸し米が溶け気味で、醗酵がよく進むため、
低温醗酵させてスッキリとした酒に仕上げました。
私自信がスッキリとした酒が好きなのでいい酒に仕上がったと思います。
杜氏として13年のうち、出雲市杯は6~7回受賞しています。受賞は酒づくりの励みになります」
と入賞の弁を述べた。
-平成22年3月6日(土)島根日日新聞転載記事-



